初めまして、隅っこの人（呼称：隅っこ）と申します。
当ブログは管理人である隅っこが、「自分って何が好きなんだろう？」ということを再発見するために作成いたしました。
ちょっと長いけど、少し自分語りにお付き合いいただけますと嬉しいです。
「好きなこと」が分からない
皆さんには「好きなこと」ってありますか？
カラオケ、ゲーム、スポーツ etc…世の中にはいろんな趣味がありますよね。
でも、私は自分が何が好きなのか、わかりません。
これに気が付いたのは、とある「自己理解のためのプログラム」を受講したことがきっかけでした。
そのプログラムでは「自分の価値観」、「得意なこと」、「好きなこと」の3つを自分自身の過去を振り返り、発見していきます。このプログラム自体はすごく考え込まれていたし、もともと価値感や内面的なことを考えることが好きな自分にとって、すごく楽しくて、貴重な体験でした。
でも、そのプログラムの中で、「正直やり切った感がない部分」があります。
それが「好きなこと」の発見。
「できるだけ制約の少ない時期、子供の時を思い出して考えてみましょう」と言われるけど・・・全く何も出てこない。
というか、そもそも子供時代の記憶が正直、朧気・・・。
「将来役に立つから」「できた方が可能性が広がりそうだから」「周囲から求められるから」
そんな動機で取り組んだものしか、出てこない。
私・・何が好きなんだ？？？
プログラム中は「最近の自分が心動かされる領域」をベースに考えて、最低限納得できる答えは見つけました。
でも、純粋な「好き」なのか、と言われると正直モヤモヤがある・・小骨がのどに引っ掛かったような気持ち悪さが残ってしまいました。
カウンセリングを通じて気づいた「欠落」
プログラム修了後、気持ち悪さは消えるどころか、むしろ日に日に大きくなっていきます。
加えて、プログラムを通じて「過去」を振り返ったことで、気が付いてしまったことがありました。
それは・・ある年齢以前の記憶が不自然なほど残っていないということ。
残っている記憶もどこか灰色がかっていて、遠い感じがする、現実感がない、そんな状況でした。
「あれ・・？これ、もしかして・・実は結構深刻な問題が裏にあるのでは・・？」
そんなうっすらとした危機感を感じたり、心理領域に詳しい方との出会いがあったりなど・・様々な後押しを受け、「・・プロに頼ってみてもいいのかな？」とカウンセリングで自分の過去と向き合うことを決意しました。
いざ、過去と向き合ってみて気が付いたのは・・「自分を満たすことを恐れ、避け続けて生きてきた」ということ。
自分は、他人に価値提供できなければ、この世界に存在していい人間ではない。
だから自分が好きなこと、自分がやっていて心地よいことなんて、やっていいはずない。
そんなことより、周りに求められること、周りの助けになることをやらなければ、できるようにならなければいけない。
そんな謎の信念を抱えて生きている、ちょっと大げさに言うなら「自分を満たす」という発想が欠落している。そんないびつな在り方を、カウンセラーさんとのやり取りを通じて、嫌になるほど思い知らされました。
現在もカウンセリングは継続中だけど、相変わらず過去記憶は灰色がかっているものが大半。
過去を振り返って好きなことを見つける・・なんて、正直現状でも難しいです。
過去を思い出せないなら・・
「過去の自分の感情がわからない」
「自分を満たしていた記憶が残ってない」
「そもそも、過去の自分も自分を満たすなんてできてなかったんじゃないか」
「自分は空っぽの人間なんだ」
絶望感というか、空虚感というか・・頭を抱えるような状況に直面した結果、もはや一周回ってとあることを思いつきます。
「いや、もう・・・今の自分に聞けばよくない？」
「覚えてないもんは、しゃーないじゃん」
過去の記憶が曖昧なのも、自分を抑えつけて生きてきたことも、今更どうしようもない。
でも、今の自分がどう思うのか、どう感じるのか、は今からでも知ることができる。
だから、”今の自分”がやっていて楽しいこと、心地よいことを探してみよう。
いきなり熱中するものを見つけるなんて難しい。
だから、最初は「ちょっと興味のあること」「ちょっと気になっているもの」でいい。
そういった「ちょっと心惹かれるもの」にまずは触れてみて、触れてる自分がどう感じるのか、観察してみよう。
当ブログは、隅っこが「自分の好きなこと」を探索するための場です。
興味のある物事に振れ、その内容を発信し、その結果「今の自分がどう感じるのか」を観察・内省するため場。
自分を満たすための実験場、ゆるりとお付き合いくださいますと嬉しいです。