※この記事は(自主的な)宣伝を含みます(`・ω・´)
こんにちは、隅っこです。
今週もカウンセリング講座の感想を書いていこうかと思います。
今週からついに、中越先生による60分間のガチカウンセリングロールプレイが始まったんだぜ・・。
他の方のカウンセリングの様子が見られること自体貴重なのに、そこに「解説」まで付いてくるって・・・豪華すぎません??(*´艸`*)
いつもながら(勝手に)宣伝。
私が受けてる中越先生のカウンセリング講座の詳細は以下です。
カウンセリング講座第三回
三回目のテーマは「カウンセリングの3条件」
カウンセリングでは「受容」「共感」「自己一致」という三つの要素が大切。
この言葉はカウンセリングに興味のある方であれば、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか・・?
隅っこも、なんとなく聞いたことはあります。
今回はこの3条件についてのお話がありました。
3条件の元ネタ(?)となるのは、ロジャーズさんが提唱した「治療的人格変化の必要十分条件」と呼ばれる6つの条件。
・・・なんとも難しそうなネーミング。。
そして、実際書いてある内容は小難しいという・・(;´∀`)
ロジャーズさんは「この6つがそろっていれば、そのカウンセリングはうまくいくよ!」と主張されたようです。
具体的な6つの条件は以下の通りです。
The necessary and sufficient conditions of therapeutic personality change, Rogers, C. (1957)
- 二人の人が心理的に接触している
- 一人の人(クライエント)は、不一致の状態、すなわち、傷つきやすい不安な状態にいる
- もう一人の人(セラピスト)は、この関係の中で一致している(あるいは統合されている)。
- セラピストは、自分が無条件の肯定的配慮をクライエントに対して持っていることを経験している
- セラピストは、自分がクライエントの内的照合枠を共感的に理解していることを経験しており、またクライエントにこの自分の経験を伝えようとしている。
- クライエントには、セラピストが共感的理解と無条件の肯定的配慮を経験していることが、必要最低限は伝わっている。
・・・・ね?小難しいでしょ?😇
「経験している」「一致している」ってなんやねん、っていう・・・。
この小難しい内容を、中越先生がわかりやすく解説してくださった上での、隅っこの現状の解釈を書くなら・・
<隅っこ的6つの条件の解釈>
- 自分の本心に気づけない、認められないクライエント(相談者さん)と、自分が感じていることを的確に捉えているセラピスト(カウンセラー)が向き合っている
- カウンセラーは相談者さんに対して「どんなあなたでも、受け入れますよ。否定しませんよ」という態度で接している
- カウンセラーは相談者さんの価値観や感じ方を理解、想像、追体験して「あなたが感じている世界を、私も感じてる(感じようとしてるよ)」と伝えるようとして、相談者さんにもそのことが最低限伝わってる
になるかな。
ちょっとくどいですかね・・?(汗)
6条件を聞いて、腑に落ちたことがあった
この条件を聞いたとき、「あ・・なるほど」と納得したことがあります。
これは「カウンセリング」というよりも「傾聴」に関してですが・・傾聴をするとき、よく「伝え返し(オウム返し)をしましょう」「相手の発言を要約しましょう」といわれます。
これまで「確かに繰り返しって、なんか“話を聞いる感”があるなぁ・・」くらいのフワッとした理解でいましたが、これは「あなたの感じていることを、私も感じてるよ(隅っこ的解釈③)」っていうメッセージを伝えるためだったんですね・・。
そう考えると、単に「オウム返し」すればいいっていう話じゃないですよね・・。
「相手の内面を想像している」ってことが伝わらないと、意味がないんだから。
例えば・・
「こないだお気に入りのコメダ行ったんだけど、お目当てのチョコケーキが売り切れで悔しい思いをしたんです!!」
って言ったのに
「そうですか、売り切れだったんですね・・」
って返されたら
「いや、だからそう言ってんじゃん!!」
ってなりそうですよね・・。
でもこれが
「売り切れで、悔しかったんですね」
って言われたら
「そうそう!!」
ってなる気がする・・。
※ちなみに、売り切れの話は実話です。近日、リベンジコメダ・・!!
講座中でそういう話があったわけじゃないけど、勝手に腑に落ちて内省君がニヤニヤしてました
(・∀・)ニヤニヤ
3条件が重要というけれど・・・
・・さて、ここまで3条件について熱く(?)語ってきましたが、
「そうは言うけど、正直この3つにとらわれ過ぎないでほしいです~」
と言われました。
この要素はあくまでロジャーズさんが“論文用”に作った条件なので合って、実際の臨床場面では3つは分離できない。
「受容」も「共感」も「自己一致」も、複雑に絡み合ってその場に存在する。
だから「共感を・・」とか「自己一致が・・」とか、単独で考えること自体、実際はできない。
「論文用」という表現が気になったので、後日もう少し調べてみたら、以下のサイトにてこのような記述がありました。
理論として成り立つ要件に「再現性」があります。つまり「条件が同じであれば、だれが行っても同様な結果が見いだせる」ということです。(中略)心理学の理論の多くは社会科学の範疇であり、前提は異なりますが、それでも広義としての「再現性」が求められます。つまり、「上記6つの条件が満たされたセラピーであれば、建設的なパーソナリティ変化が“明瞭に”起こる」…このことをロジャーズは発表したのです
ロジャーズの「セラピーによるパーソナリティ変化の必要十分条件」とは?, CBLコーチング情報局
この文言をみて「なるほどな」と思いました。
一応、隅っこは理系大学院卒で、アカデミックの世界も(たぶん一般的な理系学生より深く)かじったことがある人間です。
アカデミックの世界では「普遍性」や「再現性」が重視されます。
だから心理を“学問”や“科学”として扱うのであれば、そこには「再現性」が求められる。
ロジャーズさんはその要件を満たすために「6つの条件」を定義した。
そういうことかな・・と。
そう考えると、ロジャーズさんは「臨床家」であると同時に「科学者」だったんだな、と思います(意味わかんないですかね・・(;’∀’))。
お待ちかねのカウンセリングロールプレイ(`・ω・´)
6つの条件の講義のあとは、お待ちかねの「ロールプレイ」がありました。
中越先生の講座最大の特徴・・「講師による60分間のガチカウンセリングロールプレイ」。
もう楽しみすぎて、当日はワクワク通り越してハラハラしてました(なぜ😅)。
ロールプレイの内容はもちろん詳しく書かないけど・・・感想を一言でいうなら
「何が起きたんですか・・・」
です。
いや、本当に・・何が起きたのかわかんなかったんですよ!
先生自身びっくりしてたけど、最初と最後で相談者さんの(もちろん良い意味の)変化がすごい・・・!!
思わず質問の時に「あの・・何が起きたんですか・・?」と聞いてしまいました(笑)
ただ、そこまで書き始めると、感想が恐ろしく長くなってしまうので、記事を分けたいと思います。
講座も残り2回・・、残りの期間も思う存分「人の心」について学び取りたいと思います。
(このあと始まる基礎コース後編もすでに申し込み済みだけどね・・( ̄― ̄)ニヤリ)
勝手に宣伝コーナー
さて、以下は勝手に宣伝のコーナーです。(先生から宣伝の依頼とか一切されてない😅)
私が受けているカウンセリング講座の、基礎編後編が現在受付中のようです。
基礎講座前編を受けてない人でも、「傾聴」に関する知見がある程度あれば、だれでも参加OK。
プロのガチロールプレイが実際に見られる貴重な講座だと思うので、興味ある方は是非チェックしてみてください(*´艸`*)
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