中越カウンセリング講座を終えての感想とか、振り返りとか、今後のこととか

心理学・精神医学

※この記事は最後の方に(勝手な)宣伝を含みます

皆様こんにちは。ものすごいお久しぶりの投稿になってしまった・・・と、毎回書いている気がする隅っこです(;´∀`)

実は先月、昨年の10月から参加していた”中越カウンセリング講座”が終了しました。
毎週二回も参加していたから・・・講座ロス状態( ;∀;)

ということで、今回は講座ロスを埋めるためにも、講座の振り返りと感想を書いていきたいな、と思います。

講座の感想

総論・・・楽しかった!!!

一言で書くなら・・・「すごく、楽しかったよ」になります(語彙力😇)。

人の心について学べるっていうのはもちろんだけど、それ以上に傾聴の仕方とか、相談者さんとの関わり方とか、技法との距離感とか、色々ディスカッションできたのがすごく楽しかったです(*´艸`*)

普段は人の心理とかについて、あれこれ考えてても、それをシェアできる相手があまりいないので、それをできるどころか他の人の考えも聞けたっていうのが、隅っこにとっては贅沢過ぎる時でした(内省君がニヤニヤしてる・・。)。

それにね、本当にすごいな、って思ったのが・・皆さん、どんな意見が出ても否定しなかったし、どんな相談内容でも適当に流すことなく、真剣に考えてくれたこと。
ロールプレイでカウンセラー役をやった人だけじゃなく、オブザーバの人たちも、一生懸命考えながら聴いてくれて、FBの場で感想として伝えてくれたことが、本当にすごい温かくて優しい人たちだな・・とびっくりしました。

学び・気づき①心理学の知見に基づく正解とか・・・ないっす

恥を忍んで言いますと・・講座参加する前は
「心理学の知見に基づく”なんとなくの正解”とかがあって、心理職の方々はそこに気づかせるために傾聴して、信頼関係(ラポール)を形成していくのではなかろうか」
と、どことなく思っていた自分がいます。

結論、心理学的な正解とか、そんなもんない。

確かに、認知行動療法の考え方、とか、精神分析の考え方、とか、そういう”考え方のフレームワーク”みたいなものは確かにあるけど・・・。
フレームワークより先に、相談者さん自身の個性と意思が先にあって、そこに合わせて技法を選択するはずなんです。
(〇この相談者さんの場合、こういう技法・考え方の療法が合いそうだから、提案してみよう
 ×フレームワークではこうなっているので、こう考えてみましょう)

技法というフレームワークに相談者さんを当てはめるのではなく、フレームワークの側を相談者さんに合わせていく。
恐らくそこがカウンセラーの腕の見せ所。

どこまで行っても、相談者さんの考えが先。
ということで、隅っこの抱いていたお恥ずかしい幻想は、見事に砕け散りました😇

学び・気づき②アドバイスしなくても、人の助けになれる

以前の記事でも書いたけど、ロールプレイでは基本的に”相手を理解しようと思いながら聴く”ことしかしません。
それでも、相談者さんが自分で「・・こうしたらいいのかもしれない」「○○とも考えられるのかもしれない」と、自分で答えを見つけることが多々ありました。

カウンセラーが変にアドバイスせず、ただ理解しようと聴く。
そうしていると、相談者さん自身が自分でヒントを口にする。
カウンセラーはそれを見逃さずに拾って伝え返す。
これを繰り返していくことで、最終的には相談者さん自身が問題解決の糸口を発見してしまう。

そんな場面を何度も何度も目の当たりにして、
「なんだ、アドバイスってしなくてもいいんじゃん」
って思えて、すごく心が楽になりました。

私はもともとアドバイスをするのが、あまり好きではありませんでした。
「自分の考えの押し付けになっていたら嫌だな」とか、
「アドバイスとしては的確なのかもしれないけど・・今このタイミングでこの人にそれを伝えるのは、あまりに酷じゃないの?」とか、
色々思ってしまうから。

とはいえ、アドバイスもしないで聞くだけっていうのも冷たいのではないか、と葛藤することもありました。

でも、講座を通じて
”人は自分の中に答えを持っている。カウンセラーがやるべきは、それに気が付くお手伝い”
というのを綺麗ごとでなく理解出来て、(自信をもって?)アドバイスしない選択をできるようになりました。
(精神疾患の治療とか、神経発達症の場合はまたちょっと違う部分あるのかもしれないけど・・)

学び・気づき③悩むって・・そんなに悪いこと?

講座の中で、中越先生は自分自身の体験をたくさん教えてくださいました。
ロールプレイでが、先生や受講生の方々がこれまで経験してきたこと、自分が抱えている真剣な(先生風にいうなら、「まじでガチの」)悩みなどを、たくさん共有してくださいました。

ただ知識を学ぶのではなく、色んな方の体験や、体験にに基づく意見・コメントをたくさん伺えて、(カウンセリングに限らず)色んな面ですごく視野が広がったと思います。

そして、色んな方のお話を聞いて思ったのが
「人って、どれだけ心理について学んでも、悩んだり、葛藤したりすることから、逃れられないんだな」
ということです。
それは、カウンセラーである先生も含めて。

「悩むと考えるは違う」という言葉がありますよね。
私の勝手な印象だけど、
「悩むこと=停滞=よくないこと」
「考える=前進=良いこと」
というニュアンスが込められているように感じます。

でもさ、悩むって・・そんなに悪いことかな?
一切悩まないのが、いいことなのかな?

心理について深く学ばれている方々でも、思い悩んだり葛藤したりするを知って、私は正直安心したし、なんか少しその人が好きになる自分もいました。
それに「悩むことも、葛藤する苦しさも、この人はわかってる」って思えて、信頼できるとも感じた。

もしこれが「心理学的な見地で考えると○○だから、私はそういうことで落ち込むことはありません」とか言われたら、すごいなぁ~とは思う。
すごいとは思うけど・・・その”すごい”には
「こうはなれないし、この人は自分とは違う世界で生きてるから、きっと分かり合えないな」
っていう、線引きが入ってしまう気がします。

確かに、生産性とか効率だけ考えるなら、悩むより考えるほうが結果に繋がるのかもしれない。
でも・・人と人の触れ合いとか、信頼関係構築の意味では、悩むこと、悩みを見せることって、必ずしも悪いことじゃないんじゃないかな・・。

結局、”心の治療が目指すもの”って何なのか

「心を癒す」とはどういうことか、もっと深く考えたい。
人によって傷つけられた心が、人とのかかわりの中で癒えていく過程を、もっと知りたい。

これは隅っこが講座に参加することを決めたときに、noteに書いた言葉です。

そして、講座の中で正直その答えが見えたのかと言われると・・よくわかりません。
でも、ヒントはたくさん見つかったと思います。

その一つは
「どれだけ自分の過去や心と向き合って、傷を癒そうとしても、どこか残ってしまう部分はある」
という静かな納得感。

これは悲観している意味じゃなく、
「傷を抱えてたままでも、疼くことがあっても、まあ・・いいか」
っていう、いい意味の”諦め”と言えると思います。

「いつまで過去にこだわってるんだ」とか「過去にとらわれるな」って言う人もいるけど・・
傷を抱えながら傷と一緒に生きる、っていう別に悪いことではないと思う

確かに傷に振り回され過ぎてしまうのは、人生を辛く苦しいものにしてしまうけど・・。
でも、傷を100%乗り越えなきゃ、って思うと、それはそれで苦しい人生になる気がします。

傷が疼くことも、過去に影響を受けることも、当然ある。
だけど、そこだけに自分の人生を支配されない。
それが重要なのかなって。

だから多分、心の治療が目指す姿って、「傷を乗り越えること」というよりも「傷と一緒に生きる道を見つけること」なんだと思います。

そして、その道は一人で見つけるにはあまりに辛くて、大変だから、同じ目線で一緒に悩み、考えてくれる存在が必要。

”リードする存在”じゃなくて、”同じ目線で考えてくれる存在”
”答えを教えてくれる存在”じゃなくて、”答えを一緒に模索してくれる存在”
そういう存在がいることで、人は自分の心と向き合って、自分なりの答えが出せる。

そして、そういう存在になるために、カウンセラーは「否定もジャッジも分析もせずに話を聴く」のかな、って思いました。

カウンセリング講座を終えて思うこととか、今後について

講座を終えた今、一番感じてるのは
「あー・・自分、心理に興味ありまくるわぁ。。これは、もう我慢するの無理だわぁ。。」
ってことです。

前にもnoteとかでは書いたことあるけど、もともと私は心理学科進学希望だったし、高校の時から臨床心理や精神医学に興味は持っていました。
ただ、諸々の事情でその道は封印し、全く関係のない機械工学の道を選択したという過去があります。

別にその選択自体は全く後悔してないし、ものづくりに携われてる今の立場も、すごく貴重だと思ってます。
でも・・・やっぱり、もっと人の心について知りたくなっちゃいました(;´∀`)

ということで、今後は自主的に心理療法とか心理学について学んでいこうと思います。
講座は終わっちゃったけど、そこ以外でも学ぶ機会は沢山あるもの。

目下の興味が「認知行動療法(CBT)」とか「解決思考ブリーフセラピー」とかですね・・。
特にCBTについては、自分で伊藤絵美先生という方の書籍を買って、ワークをやってみたりしてるので、その辺の情報発信も今後やっていきたいと思います。

このブログがどんどん「心理学関係」に偏っていくフラグが・・・。
もしご興味があれば、たまにフラッと立ち寄っていただけると幸いです(__)

・・・それにしても、ちょっと感想書くだけのつもりだったのに、ものすごい分量になってしまった(;^ω^)
まあ、それだけ学びがあったということにしておこう。。

最後に、(勝手な)宣伝

私の参加した「中越カウンセリング講座」が、現在受講生募集中です(`・ω・´)
基礎編の前編だから、全くカウンセリングとか傾聴、心理学詳しくない人でも参加可能!

月曜、水曜、日曜の3つのコースがあるけど、月曜コースの人が同じ週に他の曜日の講座に参加してもOK、という”フリー再受講制”なので、最大で週3回受けられるよ~(*´艸`*)

しかも、プロのカウンセラーである中越先生が「60分間のリアルガチロールプレイ」をやって見せてくれるという、超レアで贅沢な講座。
・・・なんか、書いてたら二周目受けたくなってきた。。

ということで、ご興味あれば是非前編の基礎編だけでもご参加いただけると嬉しいです(*’ω’*)

月曜コース

基礎 前編 基礎知識とお手本 月曜昼
大阪茶屋町カウンセリング教室では、心理カウンセリング基礎コースを開催しております。カウンセリングの基礎を楽しく気軽に、でもちょっとまじめに学べる講座です。

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基礎 前編 基礎知識とお手本 水曜夜
大阪茶屋町カウンセリング教室では、心理カウンセリング基礎コースを開催しております。カウンセリングの基礎を楽しく気軽に、でもちょっとまじめに学べる講座です。

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